11月29日はその語呂合わせから、『いい肉の日、いいフグの日』なんだそうです!そんなとってもテンション上がる美味しそうな日に、NPO法人長崎の食文化を推進する会と長崎市水産農林政策課がタッグを組んで開催する、第9回長崎『食』の晩餐会事業~『長崎ジビエ』と『戸石とらふぐ』の晩餐会~の司会を担当させていただきました~(≧▽≦)
会場は、長崎市民病院のお隣にありますホテルニュータンダ。今回は、ニュータンダの総支配人でありNPO法人長崎の食文化を推進する会の理事でもいらっしゃる、野林 健二総料理長プロデュースのもと、長崎市内産のジビエ(イノシシ肉やシカ肉)と、長崎市東長崎エリアの戸石とらふぐを使ったフレンチフルコース(1人 飲み物込12,000円)という豪華な晩餐会!約40名の市民の皆様や業界関係者の皆様が集まり、食の晩餐会ではおなじみの二胡と古筝を中心としたカルテット『二胡老人(アルフローレン)』さんのステキな演奏の中、晩餐会が始まりました。
ジビエは、イノシシや鹿など、狩猟の対象となり食用とする野生の鳥獣の食肉を意味するフランス語で、ヨ-ロッパでは古くから貴族の伝統料理としてある食文化で高級食材のひとつです。飼育されたものではなく、いわゆる『天然物』!ジビエは、良質のたんぱく質豊富で、必須アミノ酸などが多く含まれており、低カロリーのヘルシーな滋養食品として、今、都会ではじわじわと人気上昇中なんだとか。特に長崎のジビエは、平成27年度に行われた全頭検査でも病原菌の数が国内の他の地域に比べ極端に少ないデータが出ており、安全安心な食材であることを生産者の溝口さんからお話いただきました。
また、戸石とらふぐは長崎県が養殖量日本一を誇るとらふぐの一つで、漁場となる橘湾は有明海の潮流の出入口となっているため環境も良く、県内有数の生産地となっています。戸石地区では毎年、養殖業者全員でとらふぐの健康診断と評価会を行っており、戸石とらふぐは市場の評価も高く、ふぐ取引の本場である下関の唐戸魚市を中心に 年間35万匹の販売取引を行っているんだそうです!生産者の たちばな漁業協同組合 牧島養殖部副会長と玉井販売課長さんからは、地元・長崎の皆さんにも美味しい戸石とらふぐを知っていただき、もっと食べていただきたいとのPRをいただきました。戸石地区では12月22日まで、生産地ならではのリーズナブルな価格でとらふぐが堪能できる『戸石とらふぐ・かき祭り』を開催中です!
そして美味しいお料理には美味しいお酒を、ということで、会場には諫早市の杵の川酒造様よりご提供いただいた日本酒『杵の川 特別純米 磨き60』が!このお酒は、平成29年度福岡国税局酒類鑑評会 純米酒の部でみごと大賞を受賞した逸品。戸石とらふぐの香ばしいヒレも添えてくださるニュータンダさんのおもてなしの心に(私はお仕事で飲めなかったけど)感激しました!
それでは、野林総料理長渾身の長崎ジビエと戸石とらふぐの豪華フレンチフルコースをご覧くださいませ~!
なぜ私が、お料理の写真をこんなにきれいに撮れたかというと、なんと、司会の私にも野林総料理長がフルコースを準備してくださったからなんです!!こんなこと通常あり得ません!ニュータンダさんに心から感謝!そして、上の最後の写真は、本日のお土産にと来場者全員に、ニュータンダのスタッフの皆さんが収穫された 長崎市川原町 古瀬農園さんの無農薬の『長崎伝統柑橘ゆうこう』です。『無農薬なので皮まで安心してお召し上がりいただけます、柚子やレモンの要領でお料理やお飲み物にお使いください』とアナウンスさせていただきました。私も早速、蜂蜜と一緒にホットレモンならぬ『ホットゆうこう』でいただきましたよ!
生産者の皆さんの熱い思いと、野林総料理長の渾身のフレンチ、そしてホテルニュータンダのスタッフの皆さんの温かいおもてなしの心で、今年も美味しい11月29日となりました。長崎の食文化を推進する会様、長崎市水産農林政策課様、ホテルニュータンダ様、お世話になりありがとうございました。