8月8日 平和の灯(ともしび)

 今年も8月8日は、平和の泉特設ステージにて、『平和の灯(ともしび)キャンドルライトアップコンサート』の総合司会を担当させていただきました。

 

 被爆2世である私は、長年ボランティアで このセレモニー部分の司会を担当させていただいてます。コンサート部分は数年前から、ボーイスカウトとガールスカウトの子どもたちに進行を任せることにし、私は彼らの指導や不測の事態に備えて常に後ろにいます。今年は、初の中学生コンビでしたが、堂々とした司会っぷりが とても頼もしかったです!

 

 暑く、そして風が強く、キャンドルに点灯できるか大変心配されましたが、少々時間はかかったものの無事にスタート!

 

 平和の灯の点灯に使われているのは、この火が燃えている間は戦争が中止されたという古代ギリシャの由来に基づき、1983年にギリシャのオリンピア市で採火され、以来、ここ長崎でずっと灯され続けている聖火『長崎誓いの火』。ステージ中央のメインキャンドルにこの火が点灯されると、長崎の青年3団体が企画したバルーンリリースが行われ、子ども達の平和へのメッセージが結ばれた100個の風船が空高く飛んでいきました!

 

 セレモニー後は、いよいよコンサート♪今年は10組の皆さんがステージを飾ってくださいました。どのステージもほんとに素晴らしかったです!

 

 あの日、一瞬にして時が止まってしまった多くの方々。当たり前に日々過ごせる幸せ。毎年、8月8日は平和であることが特別なことであり、そのありがたさを実感します。

 

 そして、長崎に原爆が投下された8月9日 午前11時2分には、これまでも毎年そうして来たように、静かに黙祷を捧げます。

 

 暑い中、コンサートにご来場いただいた皆様、ご出演いただいた皆様、本当にありがとうございました。そしてボランティアの皆さん、大変お疲れ様でした!

 

 

 

 

**あとがき**

 

 思い起こせば去年もそうだったのですが、平和の灯の後、8月10日午後~11日の午前中にかけて、最高39.8度の高熱が出てダウンしてました。去年は翌9日の平和祈念式典を見た後から体調を崩したのですが、今年は薄っすら頭痛はあったものの大丈夫だったので、安心していたら…(TT)おそらく熱中症と思われます。何とか乗り切りましたが、熱が治まった後も、疲れからか鼻にヘルペスが出たり、声帯の炎症で声が出なくなったりと、何だかんだで15日の精霊流しは見に行かず、自宅で安静にしてました。

 来年からはイベント翌朝に、必ず病院に行き点滴していただこうと思います!

 

 残暑厳しき折、皆様もどうぞご自愛くださいませ。