10月は、私たち長崎人にとって特別な月。諏訪神社の秋の大祭『長崎くんち』が7日~9日まで開催され、市中心部はシャギリの音に包まれます!今年は直前に大型台風が2週続けて九州を襲いましたが、長崎市は何とか直撃を免れ、本番3日間は見事な秋晴れの下、この神事を滞りなく済ませることができました。
くんち本番直前の10月3日は、夕方から神様への奉納を担当する各踊町で、本番で身に着ける衣装などを展示する『庭見せ』という儀式が行われます。今年は、出島町と樺島町の庭見せに家族で行きました!
豪華絢爛な庭見せの写真です!出島町の庭見せは史跡出島の中で行われ、なんと入場無料で表門橋を渡れるとあって、多くの見物客で賑わっていました。知人である市の出島担当者の話ではわずか数時間で7千人以上の人々が来場したそうです!また今年は、長崎くんちの華と言われる樺島町の太鼓山(コッコデショ)が奉納されるとあって、樺島町の庭見せ会場も大混雑でした!
今年、神事のお世話を担当する年番町だった我が町は、7日のご神体のお下りと、9日のお上りの日に、諏訪の神様のお供として行列に参加しました。この行列には、年番町の子ども達も古式ゆかしい装束を身にまとい神様のお供として随行します。小1の次女とともに、私と主人もお下り・お上りに参加しました!
おくんちに参加する時は、家族で毎回お世話になっている油屋町の スタジオきら美さんでお着物をお借りし、記念の家族写真も撮影。今年は、紋付袴姿のわんこもいました!
また今年のおくんち期間は、東京から叔父(母の弟)が十数年ぶりに帰省しました。8月に亡くなった兄の葬式に参列できなかった東京在住の叔父は、10月8日に執り行われる納骨式参列と実父母の墓参り、そして懐かしい長崎くんちを見に帰ってきたのでした。そこで急遽、7日の夜にこの東京の叔父を囲む会を開催することとし、長崎在住の叔父伯母やいとこ等に呼び掛けたところ、20名が集まったので、長女がアルバイトをする居酒屋を手配しての大宴会。みんなそれぞれに歳をとり、いとこ達は配偶者や子ども連れで参加。久々の叔父の帰省と翌日の納骨式を控えたいとこ達を励ますことができました。
8日、叔父の納骨式。クリスチャンだった叔父のお墓は、女神大橋 木鉢料金所のほど近くにありました。一級建築士だった叔父 自らが設計したという高台のクリスチャン墓地からは、綺麗な故郷の海が見えました。
こんな景色のいい場所で、これから、先に待っていた最愛の妻とともに静かに海を眺め続ける叔父。どうぞ安らかにお眠りください。
おくんち最終日の9日夜は、家族で打ち上げをしました!お下り・お上り・一族会・納骨式に参加参列した主人や私や次女、そして おくんち期間中 アルバイトに入り続けた長女。9日は長女のバイトが夕方で終わり、私もお上りで歩き疲れていたので近所の居酒屋にGO!みんな頑張ったね!ということで、平成最後の長崎くんちは幕を閉じました。
そして最後に・・・。隣町・樺島町のコッコデショはやっぱりすごい人気で、9日の23時40分頃、庭先回りを終えてホームタウンに戻ってきましたが、家族の打ち上げから帰宅して次女を寝かしつけ、主人と一緒に樺島町の平成最後の雄姿を観に行ったけど、それはそれはすごい人でした!やっぱり長崎人の心を揺さぶるな~。沢山のくんちファン・コッコデショファンの間から撮った小さな太鼓山の姿も記念にアップしておきます。平成最後の長崎くんち、万歳!!