12月11日は、カトリック葬儀の司会を始めてちょうど1周年の記念日でした。
昨年8月に帰天した叔父。カトリック木鉢教会での叔父の葬儀を担当していただいたのが、現在お世話になっている栄光式典社です。男性の社員さんお一人で教会の役員さん達と協力しあい、式の準備や取り仕切り、参列者のアテンド、司会までもソツなく無駄な動きなく淡々とこなしている…。当時、別の斎場で仏式の葬儀司会をしていた私はその働きぶりに感心するとともに、司会をお手伝いできるものならしてあげたいと、経験したことのないカトリック葬儀をただただ見ているだけでした。
その年の11月頃から、主人の残業が続き夜間に子どもの面倒をみることができなくなったため、私が通夜〜告別式のセット司会を受注できない日々が増えていきました。これはまずい!もっと司会を頑張りたいのに、なんとかしなければ。
そこで、私の働き方改革を真剣に考え始めました。平日の昼間、子どもが小学校に行っている間に完結する声の仕事はないだろうか?…そして思い出したのが、叔父のカトリック葬儀。お通夜の時はまだしも、告別式の時は、開式時の祭壇セッティングや司会進行、弔電奉読、献花や遺族挨拶のアテンドなど、あの社員さんは大変そうやったなぁ。私、カトリック葬儀の司会は一度もやったことなかけど、挑戦してみたい!!
要約すると、『告別式の司会、要りませんか?私は仏教徒ですが、貴社でキリスト教式の告別式を数回見学させていただいた後、使ってみませんか?』という内容のメールを、不躾にも栄光式典社にお送りしたのが昨年12月3日。その後、事務所での初面談が12月8日(この時、叔父の葬儀の時のさばけた社員さんが西村専務だと知るw)。面談時に伺った内容で簡単な台本を作り、運命の12月11日、奇しくも叔父の葬儀を行ったカトリック木鉢教会にて初研修兼司会デビューと相成りました。メールしてからデビューまで1週間の出来事!あっという間に、あれから1年が経ちました。栄光式典社の皆様には、仏教徒である私を寛容に受け止めていただき、手厚いご指導と信頼を寄せていただいて大変感謝いたしております。また、各教会の典礼役員様にもお世話になりながら、模索し日々精進してきた1年はとても中身の濃いものとなりました。
そして、この12月も栄光式典社は新たな一歩を踏み出しています。後に正式なルートで発信されると思いますが、司会チームに心強いメンバーが加わることとなり、今後ますますパワーアップしますのでご期待ください!
これからも栄光式典社は、ご遺族様に寄り添い、故人様が日々通われた聖堂で、各教会の司式に沿った温かなお見送りができますよう、ONE TEAMで心を尽くして参ります。…かく言う私は単なる外注司会者ですが、社員並みに一丸となって人生最期の尊いひとときに取り組んで参ります!
寒い日が続いておりますが、どうぞ皆様ご自愛くださいませ。